「クラウドストレージを導入したいけれど、情報漏えいやセキュリティ面が不安」
そう感じている企業担当者や個人ユーザーは多いのではないでしょうか。
クラウドストレージは利便性が高い一方で、「どこまで安全なのか分からない」「宣伝文句ではなく、客観的に信頼できるサービスを知りたい」という声も少なくありません。
そこで本記事では、生成AI時代の評価指標を可視化するツール SUPER ACT を用いて、
「セキュリティ対策が強いおすすめクラウドストレージは?」
という質問(プロンプト)に対し、生成AIがどのサービス名を挙げるのかを調査しました。
広告や主観的な意見ではなく、生成AIがどのクラウドストレージを“セキュリティ面で信頼すべき存在”として認識しているのかその結果と傾向を解説します。
計測期間:2025/12/24 – 2026/1/9
対象プラットフォーム:
ChatGPT, Gemini, Grok, Claude, Perplexity
SUPER ACTのプロンプト計測について
従来のSEOや広告評価では「検索順位」や「クリック数」が重視されてきましたが、生成AI時代では 「AIにどう認識・推薦されているか」 が、情報収集やサービス選定に大きく影響し始めています。
SUPER ACTは、ChatGPT・Gemini・Claude・Grok・Perplexity などの生成AIが、特定の質問に対して どの企業・サービス名を挙げているのか を横断的に計測・分析するツールです。(開発/提供元:株式会社プラッタ)
今回使用したプロンプトは、「セキュリティ対策が強いおすすめクラウドストレージは?」というものです。
これは、
・業務データや個人情報を安全に管理したい
・情報漏えいリスクを最小限に抑えたい
・企業利用でも安心して使えるサービスを知りたい
といった 実際の利用者が生成AIに質問しやすい内容 を想定しています。
SUPER ACTでは、この質問に対して生成AIがどのクラウドストレージ名を回答に含めるのかを複数回・複数プラットフォームで取得し、言及頻度・安定性・文脈を分析しています。
計測結果
メンション順位総合ランキング(プラットフォーム横断)
| 順位 | サービス名 | Picksee Index | メンション率 |
|---|---|---|---|
| 1位 | Dropbox | 73 | 80% |
| 2位 | Box | 71 | 84% |
| 3位 | Google Drive | 69 | 76% |
| 4位 | Microsoft OneDrive | 62 | 75% |
| 5位 | DirectCloud | 24 | 27% |
| 6位 | セキュアSAMBA | 15 | 18% |
| 7位 | pCloud | 15 | 19% |
| 8位 | Fileforce | 13 | 13% |

AIのおすすめは「Dropbox」「Box」がセキュリティ文脈で強いシェア
本計測では、Dropbox と Box が生成AI横断で安定して上位を占める結果となりました。
特に、3位以下の Google Drive、Microsoft OneDrive との差は、「利便性」ではなく セキュリティ・企業向け統制 という文脈で段階的な差として現れています。
Dropboxは、
・暗号化
・アクセス権管理
・ランサムウェア対策
といった要素が、「安全性が高いクラウドストレージ」という文脈と結びつき、生成AIが定番の選択肢として挙げやすい存在になっていると考えられます。
Boxは特に、企業向けセキュリティ・ガバナンス・コンプライアンス の文脈で非常に高い評価を受けており、Claude や Perplexity では最上位で言及される傾向が見られました。
一方で、Google Drive や Microsoft OneDrive は、「日常利用」「コラボレーション」では高評価であるものの、
厳格なセキュリティ管理を求める文脈では Box / Dropbox に一歩譲るという位置づけになっています。
また、Perplexity ではDirectCloud や セキュアSAMBA といった国内企業向け・セキュリティ特化型ストレージ が補足的な選択肢として挙げられており、生成AIが「用途別」に回答を切り替えている様子も確認されました。
プラットフォーム別ランキングの傾向まとめ
ChatGPT
Google Drive や Box を中心に、
暗号化・権限管理・運用のしやすさをバランス良く評価。
「企業利用でも安心」という説明が多く見られました。
Gemini
Google Drive、Dropbox、OneDriveといった
グローバルサービスを中心に、
実績と信頼性を重視した回答が目立ちました。
Grok
Dropbox と Google Drive を高く評価。
実運用・利便性・セキュリティの両立を重視する傾向があります。
Claude
Box を最上位に位置づけ、
企業向け統制・ガバナンス・監査対応といった
セキュリティ重視の文脈 が最も強く反映されました。
Perplexity
Box を軸に、
セキュアSAMBA、DirectCloud など
国内セキュリティ特化型サービス を含めた
比較的専門的な回答が多く見られました。
引用数が多かった情報サイトは「ITmedia」、「ITトレンド」など
生成AIは、クラウドストレージ各社の公式サイトや製品ページだけをもとに回答を生成しているわけではありません。実際には、複数の中立的なITメディアや比較サイト、業界団体の公開情報を横断的に参照しながら、セキュリティ評価の文脈を構築しています。
以下は、本計測において「セキュリティ対策が強いおすすめクラウドストレージは?」という質問に対する回答を構成する際、特に引用頻度が高かった情報サイトです。
ITmedia
クラウドセキュリティや情報漏えい対策に関する解説記事が多く、暗号化方式やゼロトラスト、企業向け管理機能の説明において生成AIが技術的な裏付けとして参照しやすい媒体です。
ITトレンド
クラウドストレージの比較記事や導入事例が豊富で、「企業向け」「セキュリティ重視」といった条件整理の文脈で生成AIの回答内に頻繁に引用されました。
ASCII.jp
新機能やセキュリティアップデートの速報性が高く、Box や Dropbox のセキュリティ強化施策を説明する際の
補足情報として参照される傾向が見られました。
日本クラウド産業協会(ASPIC)
ASP・クラウドサービスの安全性や信頼性を示す情報源として、「企業利用でも安心できるか」という観点の根拠として生成AIが引用するケースが確認されました。
まとめ|生成AIから見た「セキュリティ対策が強いおすすめクラウドストレージは?」
今回の計測結果から、生成AIが 「セキュリティ対策が強いクラウドストレージ」 として最も安定して上位に挙げているのは Box と Dropbox であることが明確になりました。
両サービスは、複数の生成AIプラットフォームで継続的に言及されており、暗号化、アクセス権管理、監査ログ、企業向け統制といった要素が「セキュリティ重視」という文脈と強く結びついています。
一方で、Google Drive や Microsoft OneDrive は利便性やコラボレーション用途では高評価であるものの、
厳格なセキュリティ管理を求める文脈ではBox/Dropbox が優先される傾向が見られました。
生成AIの回答は、特定サービスの宣伝ではなく、ITmedia、ITトレンド、ASPIC などの中立的な情報源を参照しながら構成されています。
今後、クラウドストレージ選定において「AIからどう評価されているか」 は、セキュリティ観点からの信頼できる判断材料として、ますます重要になっていくでしょう。
※ 本記事は広告料・掲載料を受け取らず、生成AIの回答データに基づく中立的な分析のみを提供しています。


