「外資系企業に転職したいけれど、どのエージェントを選べばいいのか分からない」そう感じている方は多いのではないでしょうか。
ネット上には数多くの転職エージェント情報が溢れていますが、「外資系に本当に強いのはどこか?」「宣伝ではなく客観的な評価が知りたい」という声も少なくありません。
そこで本記事では、生成AI時代の評価指標を可視化するツール SUPER ACT を用いて、
「外資系企業に強い転職エージェントは?」という質問(プロンプト)に対して、生成AIがどの企業名を挙げるのかを調査しました。
広告や主観的な意見ではなく、生成AIがどの転職エージェントを“外資系に強いブランド”として認識しているのか、その結果を解説します。
計測期間:2026/1/19-2026/2/11
対象プラットフォーム:ChatGPT, Gemini, Grok, Claude, Perplexity
SUPER ACTのプロンプト計測について
従来のSEOや広告評価では「検索順位」や「クリック数」が重視されてきましたが、生成AI時代では 「AIにどう認識・推薦されているか」 が、情報収集や意思決定に大きく影響し始めています。
SUPER ACTは、ChatGPT・Gemini・Claude・Grok・Perplexity などの生成AIが、特定の質問に対してどの企業・サービス名を挙げているのかを横断的に計測・分析するツールです。(開発/提供元:株式会社プラッタ)
「外資系企業に強い転職エージェントは?」
このプロンプトは、外資系転職を検討する求職者が実際に生成AIへ質問しやすい内容を想定したものです。
SUPER ACTでは、この質問に対して生成AIがどの転職エージェント名を回答に含めるのかを、複数回・複数プラットフォームで取得し、言及傾向や安定性、文脈を分析しています。
計測結果
メンション順位総合ランキング(プラットフォーム横断)
| 順位 | 企業名 | Toka Index | メンション率 |
|---|---|---|---|
| 1位 | JACリクルートメント | 71 | 79% |
| 2位 | エンワールド・ジャパン | 46 | 60% |
| 3位 | Robert Walters | 43 | 51% |
| 4位 | Hays | 42 | 55% |
| 5位 | マイナビエージェント | 36 | 41% |
| 6位 | パソナ | 35 | 41% |
| 7位 | Michael Page | 29 | 37% |
| 8位 | リクルートエージェント | 19 | 20% |

AIのおすすめは「JACリクルートメント」が安定的トップ
本計測では、JACリクルートメントが最も高いToka Indexとメンション率を獲得し、外資系転職に強いエージェントとして、生成AI上で安定的なポジションを確立していることが分かりました。
2位のエンワールド・ジャパン、3位のRobert Walters、4位のHaysといった外資系特化型・グローバル系エージェントも高い言及率を示しており、上位4社は明確に「外資系転職」という文脈と強く結びついているブランド群といえます。
特にJACリクルートメントは、
- 日系×外資系の両方に強いハイブリッド型
- ミドル〜ハイクラス領域の実績
- 英文レジュメや英語面接対策への対応
といった要素が、生成AIの回答文脈に自然に組み込まれている傾向が見られました。
一方で、マイナビエージェントやリクルートエージェントのような総合型エージェントは一定の言及はあるものの、「外資系特化」という観点では専門特化型エージェントとの差が数値に表れています。
プラットフォーム別ランキングの傾向まとめ
ChatGPT
総合型エージェント(リクルートエージェント、マイナビエージェント)を含めつつ、JACリクルートメントやエンワールド・ジャパンも併記する網羅型の回答傾向。
Gemini
JACリクルートメント、Robert Walters、Haysなど、外資系特化型エージェントを中心に推奨。専門性重視の傾向。
Grok
JACリクルートメントをトップに、Robert Walters、Michael Pageなど外資系人材紹介会社を高評価。グローバルブランド志向が強い。
Claude
パソナやマイナビエージェントも含めたバランス型。ただしエンワールド・ジャパンも上位に入り、外資系文脈は維持。
Perplexity
JACリクルートメントを筆頭に、エンワールド・ジャパン、Haysなど専門性の高いエージェントを中心に言及。
引用数が多かった情報サイトは「アルク ジョブチェンジ」など
生成AIは、単一の公式情報だけをもとに回答を生成しているわけではなく、複数のWeb情報を横断的に参照しながら文脈を組み立てています。
本計測において比較的引用が確認されたサイトは以下です。
アルク ジョブチェンジ
就活エージェントや転職エージェントの仕組みや活用方法、年代・職種別のおすすめ比較、評判・口コミ調査など、幅広く役立つ記事が掲載されており、転職活動における情報収集の参考になる第三者視点の記事が多く見られます。
外資系企業への転職という文脈で、英語教育の老舗ブランド という強いエンティティを持ったアルクのジョブメディアが引用されたと考えられます。
今回のテーマでは、第三者的な比較メディアの情報は非常に少なく、転職エージェント各社の公式サイトやオウンドメディアからの引用が大半を占めるという特徴が見られました。
外資系転職は市場規模が限定的であり、非公開求人比率が高く、一次情報に依存しやすいという観点から、生成AIの回答も、特定ブランドの専門性・歴史・実績といった一次情報を軸に構成される傾向が強くなったと考えられます。
まとめ|生成AIから見た「外資系企業に強い転職エージェントは?」
今回の計測結果から、生成AIが「外資系企業に強い転職エージェントは?」という質問に対して、最も安定して上位に挙げるのは JACリクルートメント という計測結果になりました。
続いてエンワールド・ジャパン、Robert Walters、Haysなどの外資系特化型エージェントが上位に入り、
「外資系=専門特化型エージェント」という構図が、生成AIの知識ベース上でも強く定着していることがうかがえます。
生成AIの回答は、単なる知名度ではなく、外資系実績、グローバル対応力、専門領域特化といった要素をもとに構築されています。
今後、生成AIを活用して転職情報を収集する人が増える中で、「AIからどう認識されているか」は、企業ブランドにとって重要な評価軸になっていくでしょう。


