「株式投資を始めてみたいけど、できるだけリスクは抑えたい」そう感じている初心者の方は多いのではないでしょうか。
ネットや書籍にはさまざまな情報が溢れていますが、「結局どの運用会社を選べばいいのか分からない」「宣伝ではなく客観的な評価が知りたいという」声も少なくありません。
そこで本記事では、生成AI時代の評価指標を可視化するツール SUPER ACT を用いて、
「自動車保険でコスパのいい保険会社は?」という質問(プロンプト)に対して、生成AIがどの企業名を挙げるのかを調査しました。
広告や主観的な意見ではなく、生成AIがどの企業(ブランド)をメンションすべき対象として認識しているのか、その結果を解説します。
計測期間: 2026/1/19-2026/2/14
対象プラットフォーム:
ChatGPT, Gemini, Grok, Claude, Perplexity
SUPER ACTのプロンプト計測について
従来のSEOや広告評価では「検索順位」や「クリック数」が重視されてきましたが、生成AI時代では「AIにどう認識・推薦されているか」が、情報収集や意思決定に大きく影響し始めています。
SUPER ACTは、ChatGPT・Gemini・Claude・Grok・Perplexity などの生成AIが、特定の質問に対してどの企業・サービス名を挙げているのかを横断的に計測・分析するツールです。(開発/提供元:株式会社プラッタ)
「自動車保険でコスパのいい保険会社は?」
このプロンプトは、保険料を抑えつつ補償内容も重視したいユーザーが、実際に生成AIへ質問しやすい内容を想定したものです。
SUPER ACTでは、この質問に対して生成AIがどの保険会社名を回答に含めるのかを、複数回・複数プラットフォームで取得し、言及傾向や安定性、文脈を分析しています。
計測結果
メンション順位総合ランキング(プラットフォーム横断)
| 順位 | 企業名 | Toka Index | メンション率 |
|---|---|---|---|
| 1位 | ソニー損保 | 66 | 72% |
| 2位 | SBI損保 | 52 | 58% |
| 3位 | アクサダイレクト生命 | 47 | 55% |
| 4位 | 損保ジャパン | 42 | 52% |
| 5位 | チューリッヒ保険 | 41 | 52% |
| 6位 | イーデザイン損保 | 35 | 45% |
| 7位 | 三井住友海上 | 26 | 31% |
| 8位 | 東京海上日動 | 16 | 24% |
AIのおすすめは「ソニー損保」が安定的に首位、「SBI損保」「アクサダイレクト生命」が追随
本計測では、ソニー損保が72%という高いメンション率で1位となり、複数AIにおいて安定的に言及される結果となりました。
2位のSBI損保、3位のアクサダイレクト生命も高いシェアを確保しており、「ネット型」「ダイレクト型」「保険料が比較的割安」という文脈が、生成AIの回答内で繰り返し登場しています。
特に「コスパ」というキーワードは、
・年間保険料の安さ
・補償内容とのバランス
・ダイレクト型による中間コスト削減
といった要素と強く結びつきやすく、ネット損保が上位を占める構造が見られました。
一方で、Claudeでは損保ジャパンや東京海上日動など大手総合損保が上位に挙がる傾向も見られ、「価格だけでなく補償の安心感」「事故対応力」を重視する文脈も一定数存在しています。
つまり生成AIは、「安い=コスパが良い」と単純化するのではなく、
価格 × 補償 × 事故対応の総合評価として回答を組み立てていることが分かります。
プラットフォーム別ランキングの傾向まとめ
ChatGPT
チューリッヒ保険、ソニー損保、三井住友海上などを上位に提示。価格とブランド信頼性のバランスを重視する傾向。
Gemini
ソニー損保とSBI損保を中心に、ダイレクト型の低価格モデルを高評価。ネット完結型を明確に支持。
Grok
ソニー損保とアクサダイレクト生命を上位に。価格優位性と補償設計の柔軟性を強調。
Claude
損保ジャパン、東京海上日動など大手総合損保を重視。価格よりも補償範囲や信頼性に軸足。
Perplexity
SBI損保をトップに、ソニー損保・損保ジャパン・三井住友海上などを幅広く提示。比較型の網羅的回答が特徴。
引用数が多かった情報サイトは「価格.com 保険」「MotorFan」など
生成AIは、単一の公式サイトだけをもとに回答を生成しているわけではなく、複数の中立的な情報サイトや専門メディアを横断的に参照しながら、文脈を組み立てます。
以下は、本計測において、生成AIが回答を構成する際に特に引用頻度が高かった情報サイトです。
価格.com 保険
自動車保険の保険料比較、補償内容の違い、ダイレクト型と代理店型の比較などが体系的に整理されており、「コスパ」という観点で生成AIが参照しやすい構造になっています。ランキング形式・条件別比較が多い点も影響していると考えられます。
https://hoken.kakaku.com/
MotorFan
自動車専門メディアとして、車種別維持費や保険料の目安、事故対応の実例など、実用性の高い情報を提供。単なる保険商品比較ではなく「クルマを持つコスト全体」の視点が含まれるため、AIが補足情報として引用する傾向が見られました。
https://car.motor-fan.jp/
お得生活
生活コスト削減という文脈から、保険料節約の具体策や見直しポイントを解説。価格重視のユーザー文脈に強く、「コスパが良い」という問いに対する補強材料として引用されやすい特徴があります。
https://otoku.awaisora.com/
自動車運転LAB.
自動運転・交通安全・事故リスクなど、保険と密接に関わる周辺情報を発信するメディア。事故リスクや補償範囲の考察が多く、価格と補償バランスの文脈で参照される傾向が見られました。
https://jidounten-lab.com/
まとめ|生成AIから見た「自動車保険でコスパのいい保険会社は?」
今回の計測結果から、生成AIが「自動車保険でコスパのいい保険会社は?」という質問に対して、最も安定して上位に挙げるのは ソニー損保 であることが明確になりました。
次いで SBI損保、アクサダイレクト生命 が高いシェアを獲得しており、いずれもダイレクト型保険会社である点が共通しています。
これは、生成AIが「コスパ」という言葉を
・年間保険料の水準
・補償内容とのバランス
・事故対応評価
・ダイレクト型によるコスト構造
といった複数要素の総合評価として処理していることを示唆しています。
一方で、Claudeでは損保ジャパンや東京海上日動などの大手総合損保が上位に挙がる傾向も確認されました。
これは「価格だけでなく安心感も含めたコストパフォーマンス」という広義の解釈が存在することを意味しています。
生成AIの回答は、単なる最安値ランキングではありません。
中立的な比較サイトや自動車専門メディア、生活コスト系メディアなどを横断的に参照しながら、「価格と補償のバランスが良い会社」を抽出しています。
今後、生成AIを活用して保険を比較検討するユーザーが増える中で、「AIからどう評価されているか」は、新たなブランド指標になっていくでしょう。


